やり投げの上達に自己流トレーニングは取り入れるべき?

自己流トレーニングのメリット・デメリット

やり投げの上達に自己流トレーニングは取り入れるべき?

やり投げの記録を伸ばすために
  • 「自己流トレーニング」

を取り入れているという選手も少なくありません。

 

「普通の練習だけでは上達できない」という悩みを抱えている方ほど、自己流のトレーニングを取り入れる傾向があるようです。

 

しかし自己流でトレーニングを行うことに、世間では賛否両論あるのも事実です。

 

  • 「練習は指導者に言われたことだけすべきだ」

という自己流トレーニング否定派もいれば、

  • 「自己流トレーニングこそライバルに差をつけるチャンス」

と考える肯定派もいるのです。

 

肯定派と否定派の間であまりにも意見が分かれすぎて、
「結局のところ、自己流トレーニングはするべきなの?避けるべきなの?」
と疑問に思った方も多いでしょう。

 

そこで今回は、やり投げにおける

  • 「自己流トレーニングのメリットとデメリット」

について冷静に分析していきましょう。

 

この記事を読んでいる皆さんには、先入観なくメリットとデメリットの両面を考察した上で、自己流トレーニングを取り入れるかどうかの決断を行うことをオススメします。

 

自己流トレーニングを行うメリット

まずはやり投げにおける自己流トレーニングの「メリット」を考えていきます。

 

いくつか思い浮かびますが、やはり一番のメリットは

  • 「ライバルに差をつける可能性」

でしょう。

 

国内において、やり投げは他のスポーツに比べると競技人口の少ないスポーツです。

 

日本陸上競技連盟の発表によれば、やり投げの競技人口は全国で5000人〜1万人の間で推移していると言います。

 

  • マラソンの競技人口が2190万人
  • 体操が2150万人
  • 水泳が960万人
  • 野球が660万人
  • サッカーが480万人

…と比べてみると、やり投げの競技人口がいかに少ないのか分かりやすいのではないでしょうか。

 

競技人口の少ない競技だけに、やり投げの選手にはどうしても「指導者不足」という問題が付きまといます。

 

やり投げの名門校・名門クラブならいざ知らず、一般的な学校の部活動でやり投げを行っている学生や、社会人陸上選手にとっては、良い指導者と巡り会えるかどうかという「運」がその後の選手人生を大きく左右します。

 

専門の指導者が足りないために、砲丸投げなどの別競技を専門に行ってきた指導者が、掛け持ちでやり投げの選手を指導しているという状況も珍しくありません。

 

正しい自己流トレーニングは高い効果を発揮する

それが100%悪いというわけではありませんが、専門外の指導者に教わっていると、どうしても練習メニューが単調になるというデメリットがあります。

 

指導者自身が、やり投げのコツや上達法を知らないのですから、いつまで経っても筋トレや基礎メニューといった同じ練習ばかりが続いてしまうわけです。

 

ライバルと大差ない練習だけを行っているということは、つまり上達の速度もライバルと大差なくなるということです。

 

それどころか、ライバルに良い指導者がついていた場合は、実力差がどんどん広がっていくだけでしょう。

 

そのような状況を打破するための方法のひとつが「自己流トレーニング」なのです。

 

ライバルと同じ練習だけを行っていても勝てない、ならばライバルはやっていないトレーニングで実力を伸ばす…

 

単純な発想ですが、

  • 自己流トレーニングは正しいプロセスで行えば高い効果を発揮

してくれるでしょう。

 

自己流トレーニングを行うデメリット

自己流トレーニングは正しく行えば、ライバルを出し抜く力を蓄えることができる「可能性」を秘めています。

 

しかし逆に、間違った方法で行えば上手くなるどころか

  • 選手生命を縮めてしまう負の「可能性」がある

ということにも留意しておかなければなりません。

 

そもそも皆さんは「自己流トレーニング」と聞いてどのような練習を思い浮かべるでしょうか。

 

  • 監督に言われた練習量の倍をこなす
  • 他のスポーツの練習法を取り入れる
  • 全身の筋肉を徹底的に鍛え上げる

あくまで自己流ですから、その発想は千差万別です。

 

しかし、そうした自己流トレーニングが必ず身を結ぶということはありません。

 

練習量を増やし過ぎたことで身体を壊すこともありますし、他のスポーツの練習法を取り入れたことで変な癖がつくこともあるでしょう。

 

自己流トレーニングを取り入れたことで逆に下手になったり、選手生命を縮めてしまうなんて本末転倒です。

 

もちろん人によっては、そうした自己流トレーニングが、たまたま上手く作用して上達することもありますが、「たまたま上手くなる可能性」に懸けて「選手生命を縮める可能性」というリスクを払うのは馬鹿げています。

 

そもそも自己流トレーニングが上手くいくほど才能のある人は、普通にトレーニングしていても上達していくと考えるのが妥当でしょう。

 

 

正しいトレーニング方法を学ぶべき!

メリットとデメリットを比較した結果、何の知識も無い方が自己流トレーニングを行うと「選手生命を縮める危険」が大きいことがわかりました。

 

しかし自己流トレーニングの全てが悪いという話ではありません。

 

これはあくまで「知識の無い状態で行う自己流トレーニング」が危ないという話です。

 

実際問題、「普通の練習だけでは上達しない」という考えが100%間違っているわけではないのです。

 

やり投げの経験が浅い指導者のもとで「普通の練習」だけを行っているうちは、プロの指導者のもとで「優れた練習」を行っているライバルに勝つのは、至難の業です。

 

普通の練習はキチンとこなしたうえで、さらに「優れた自己流トレーニングを行う」ことは、ライバルとの差を縮めることに大いに役立つでしょう。

 

そのためには、まず

  • 「正しいトレーニング方法」を学ぶ

ことが先決です。

 

正しいトレーニング方法さえ知っていれば、今の自分には何が足りなくて、どんな練習を行うべきなのかが見えてくるはずです。

 

何も考えずガムシャラに練習すれば上手くなれるというほど、やり投げの世界は甘くありません。

 

上達のためには正しいトレーニングを行うことが絶対条件であるといえます。

 

効果の出ない練習方法をやめる

自己流でトレーニングを行うのは、正しいトレーニング方法をマスターしてからにしましょう。

 

プロも行っている正しいトレーニング方法さえ知っていれば、身体に負担をかけるような練習メニューを組むことも無くなります。

 

正しいトレーニング方法をベースにすれば、本当に効果のある自己流トレーニングを組むことも可能になるでしょう。

 

特に「今の自己流トレーニングに限界を感じている」という方は、こだわりを捨てて正しいトレーニング方法を学んでください。

 

いくらやっても効果の出ないトレーニング方法を続けることは、時間の無駄どころか身体に負担をかけることに他ならないからです。

 

正しいトレーニング方法を学ぶならDVD「やり投げ上達革命」

正しいトレーニング方法を学ぶことは、上達するためにも、身体を壊さないためにも重要です。

 

しかし先述の通り、正しいトレーニング方法を教えてくれる優れたやり投げの指導者には、なかなか出会えないものです。

 

しかし幸いなことに、現代はやり投げのトレーニング方法やコツ・ポイントなどを詳しく解説している、書籍やDVDが簡単に手に入る時代です。

 

正しいトレーニング方法を学ぶなら、こうした書籍・DVDを利用しない手は無いでしょう。

 

こうした書籍やDVDはトレーニング方法を模索するためにも役立ちますし、自分のトレーニング方法が間違ってないか確認するためにも役立ちます。

 

やり投げのトレーニング方法を解説したプログラムはいくつもありますが、なかでも

  • 「やり投げ上達革命」

というDVDがオススメです。

 

やり投げ上達革命の詳しい内容はこちら

 

このDVDはベルリン世界選手権で、銅メダルを獲得した村上幸史選手の指導を務めた、濱本一馬さんが監修しているもので、内容もかなり充実しています。

 

やり投げ選手に適した正しいトレーニング方法から、上達するために必要なポイントに至るまで詳しく解説してくれます。

 

実用的な練習方法が解説されたDVD

やり投げ上達革命の内容を一部抜粋すると、

  • 体重移動で力が抜けてしまう選手のための「大殿筋」を意識したトレーニング
  • やり投げの動作バランスの悪癖を改善するための方法
  • 優れたやり投げ選手には欠かせない「背筋」の強化法
  • 肩回りの回転動作の矯正するための方法
  • 初心者を上達させる「立ち投げ」の3つのポイント
  • ほとんどの指導者が知らないやり投げ特有の「下半身強化法」

などなど、かなり実用的なトレーニング方法が紹介されていることがわかります。

 

もちろんここでご紹介した内容は、DVDのごくごく一部で、これらの他にも多くのやり投げ選手の悩みを解決するポイントが解説されています。

 

やり投げ上達革命は、自己流トレーニングに限界を感じている方に、ぜひ観てもらいたい内容です。

 

選手はもちろんですが、若き選手たちを育てる立場の指導者にも、きっと役立つことでしょう。

 

やり投げのトレーニング方法に悩んでいる方は、ぜひ「やり投げ上達革命」を参考にして、トレーニング方法を組み直してみてください。

 

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