走り幅跳びで記録を伸ばすには?ファールに対する考え方

走り幅跳びで記録を伸ばすには!

走り幅跳びで記録を伸ばすには?ファールに対する考え方

陸上競技、走り幅跳びでの記録を伸ばす為には、様々な要素が考えられます。

 

  • 助走スピード
  • 跳躍力のアップ
  • 跳躍した後のフォーム
  • 身体の柔軟性

など必要不可欠な要素は沢山あります。

 

ですが、これらの要素は自分自身の身体能力に左右されるものであり、日頃のトレーニングを行う事で肉体的に結果に結び付くものであります。

 

この他にも実は走り幅跳びの記録を伸ばすは、もっと重要な秘訣があるのです。

 

踏み切り板を見てはいけない!

走り幅跳びでは、

  • 助走スピードをそのままの勢いで跳躍に繋げる事が大切

です。

 

ですが、ほとんどの人は踏み切り板を目線にしてしまい、踏み切りラインに気を取られて目線が下にいってしまい、助走スピードが落ちている事が多いのです。

 

それだけで無く、無意識のうちに、踏み切り板に歩数を合わせてしまうので、ブレーキがかかってしまいます。

 

これは、人間の持つ本能的なものなので仕方ありません。

 

だったら一層の事、踏み切り板を目線に入れず、やや上前向きに目線をおき助走を付ければいいのです。

 

 

走り幅跳びとはファールする競技である!

踏み切り板を見ないで助走したら、踏み切り時にファールになるのではないか。

 

恐らくこう思う人が多いでしょう。

 

勿論その通りファールになります。

 

ですが、踏み切りを躊躇して飛んだ記録であなたは満足するでしょうか。

 

もっと記録が出るのに保険をかけた記録でいいのでしょうか。

 

考えてみて下さい。

 

どんな素晴らしいオリンピック選手でも、6回の跳躍でファールをしない選手など居ません。

 

それだけ、少しでも記録を伸ばしたいと思っているのです。

 

ファールを抑える為には?

しかしながら、毎度ファールして記録が無いのでは話になりません。

 

ファールをしない為にも

  • 自分自身にあった歩数
  • 助走距離

を定める事が大切です。

 

  • 中学生以上の男性でしたら17歩か19歩
  • 女性でしたら15歩か17歩

が良いでしょう。

 

これは、利き足から助走に入り、利き足で踏み切るので奇数歩になります。

 

日々の練習で、毎回同じフォームを作る事が大切です。

 

特に、出始めの1、2歩は重要なカギを握っております。

 

何度も何度も練習して同じスピードで同じ距離、同じテンポで助走に入れるように努力しましょう。

 

助走距離の微調整

自分自身の歩数とフォームが決まったら、後は微調整が必要です。

 

毎日同じスピード、フォームで助走が走れるようになっても、その日の状態の変化で助走距離は変わってしまいます。

 

練習で飛んでみて、仮に踏み切り板より20cm手前で跳躍したら、助走距離を20cm縮める。

 

反対に20cmオーバーしてしまったら、助走距離を20cm伸ばすといった形です。

 

 

着地の重要性!

助走フォームから跳躍まで上手くいっても、着地で失敗してしまったら、折角の記録も残念なものとなってしまいます。

 

着地で最も重要な事とは、

  • 後ろに倒れ込んでしまい記録を落としてしまわない事

です。

 

理想的な着地を言ってしまえば、

  • 両足で着地して前方に倒れ込む

のが一番記録は伸びます。

 

ですがこれは大変無理もあり、逆に後ろに倒れ込む可能性がとても高いのです。

 

オリンピック選手や世界陸上での着地をみていると、ほとんどの選手がお尻で着地をしております。

 

これは、後ろに倒れ込む事を防ぐ為だけでなく、少しでも空中にいる時間を伸ばして距離を稼いでいるのです。

 

お尻を付いた最大後方の位置での記録となりますが、後方に倒れ込む可能性はほぼ無いので、良い着地方法といえるでしょう。

 

少しでも空中滞在時間を伸ばして、距離を稼ぐ事を意識して練習する事が大切です。

 

 

練習こそ最大のコツにあり!

記録を伸ばす為には、跳躍フォームや、腕の動きなど細かく言えば、まだまだ沢山ありますが、まずは

  • 助走フォーム
  • 目線の位置
  • 着地方法

を変えるだけで、誰もが必ず走り幅跳びでの記録は大きく伸びます。

 

後は、いかにファール率を下げれるかが問題となります。

 

その為にも、日々の練習は必ず必要なものとなります。

 

何度も何度も練習して、完成度の高い助走フォームを手に入れられたら、ファールを恐れずに当然のように跳躍する事が出来るでしょう。

 

どんな超人にも、練習無しでは一流のアスリートにはなれないのです。

 

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