短距離走でベストタイムを出すための歩幅はどれくらい?

【歩幅(ストライド)の理解が短距離走の実力を伸ばす!】

短距離走でベストタイムを出すための歩幅はどれくらい?

陸上競技の世界では、走るときの歩幅のことを「ストライド」と呼びます。

 

短距離走をやっている方なら、誰でも一度はこの言葉を聞いたことがあるでしょう。

 

ストライドは単に「歩幅」と訳されることもありますが、やや「広めの歩幅」というニュアンスを含んでいます。

 

つまり何も意識せずに走るときの歩幅ではなく、より速く走るために広く歩幅をとるテクニックのことをそう呼ぶわけです。

 

ストライドの重要性を理解することは、短距離走の実力を伸ばすために必要不可欠だといわれています。

 

例えば100メートル走を50歩で走る選手と、60歩で走る選手がいたとしましょう。

 

あなたはどちらが速くゴールすると思いますか?

 

足の回転数(ピッチ)によっても多少は変動するでしょうが、かなり高い確率で50歩の選手が勝つと予想できますよね。

 

歩数が多ければ、その分どうしても足を回転させるためのタイムロスが生じます。

 

つまりストライドはできる限り広く、ゴールまでの歩数はできる限り少ないほうが有利になるということですね。

 

身長が高い選手や、足の長い選手が短距離走の世界で活躍するのはこのためです。

 

ピッチが全く同じであれば、ストライドが広い選手が勝つのは自明の理だといえるのです。

 

とはいっても、ストライドは生まれ持った要素だけで決まるわけではありません。

 

身長が高い選手のほうが有利なのは間違いありませんが、身長の低い選手でも練習によってストライドを広くすることは可能です。

 

むしろストライドという考え方は、身長で劣る選手が「格上との差を埋めるためのテクニック」だといっても過言ではありません。

 

 

【短距離走ではスタート時の歩幅を意識してみよう】

 

短距離走のスタート時には、

  • 「歩幅(ストライド)」を重要視する選手
  • 「足の回転数(ピッチ)」を重要視する選手

がいます。

 

ようするに、スタート直後の一歩目を大きな歩幅で踏み出したい派と、スタート直後は歩幅を気にせずとにかく足を動かすべき派がいるわけですね。

 

これに関しては、選手によっても向き不向きがあるので一概にどちらが良いと決めることはできません。

 

しかし優秀な選手のなかには、ストライドの広さを重要視している選手が多いということも事実です。

 

こだわりがあるならば強制はできませんが、どちらを取るべきか迷っているならストライドを優先することをオススメします。

 

自転車で例えると、スタート時のストライドの有効性がわかりやすいのではないでしょうか。

 

ギア付きの自転車に乗るとき、大抵の人は重いギアで漕ぎだして、ある程度スピードがのってから軽いギアに切り替えますよね?

 

静止した物体を動かすためには、最初にできるだけ大きな力をかけたほうが効率が良いためです。

 

短距離走のスタートもこれと同じで、最初にストライドを意識して走り出したほうがスピードにのりやすいのです。

 

スタート時はクラウチングスタートで推進力を得やすいという利点もあるので、一気にストライドを広くして、ある程度スピードが出てからピッチを上げるのが効率的です。

 

短距離走の歩幅スライドに関する動画

 

 

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