【「ハードルが怖い」と感じてしまったら】
ある程度の跳躍力があれば、決して飛び越えられない高さではないはずなのですが、「ぶつかって怪我をしそう」なんて考えてしまい、跳ぶことを躊躇してしまうのです。
また、経験者がハードルにもつれて転倒し、ハードルに対してトラウマを抱えてしまうというケースもあります。
跳ぼうとすると身体がこわばってしまい、今までは軽く飛び越えられていたはずのハードルを、バタバタと倒してしまう…なんてことがあるようです。
もしも「ハードルが怖い」と感じてしまったら、いくら身体能力が高くともハードル走は務まりません。
まずはしっかりと恐怖心と向き合い、ハードルに対する恐怖心を無くす努力をするのが賢明でしょう。
今回は、そんなハードル恐怖症を抱えてしまった方のための「ハードルに対する恐怖心を無くす方法」を2つご紹介します。
ハードル走を始めたばかりの初心者から、スランプ気味の選手まで、どんな方にも効果のある方法なのでぜひ実践してみてください。
【1.フレキハードルを使う】
わりと手っ取り早いのが
- 「フレキハードルを使う」
という方法ですね。
フレキハードルとは、ハードル走の練習用に開発された特殊なハードルで、思いっきりぶつかっても全く痛くありません。
ちょうど線路上に設置された踏切のような形状をしていて、ぶつかるとバーが開く仕組みになっているのです。
足が引っかかっても倒れることが無いので、ハードルに対する恐怖心を無くすにはもってこいの道具ですね。
何度もフレキハードルを飛び越えているうちに「自分はちゃんとハードルを飛び越えられる」という自信が回復してきたらこっちのものです。
頃合いを見てフレキハードルから通常のハードルにシフトしましょう。
フレキハードルトレーニング動画
【2.リズム感を取り戻す】
精神的な理由でハードルを越えられなくなっている選手は、ハードル走において最も重要な「リズム感」を失っている可能性があります。
トン・トン・トンとリズムよく飛び越えるべきところを、跳躍の直前で躊躇してリズムを止めてしまっているわけです。
そんなときは、まず
- ハードルから離れてリズム感を取り戻す
ところから始めましょう。
ハードルを置いていないトラックの上を、ハードル走と同じリズムでトン・トン・トンと跳びながら走っていきます。
目の前にハードルが無ければ恐怖心は生まれないので、何度か繰り返すうちに正しいリズムで走れるようになるでしょう。
リズム感を取り戻したら、同じテンポでハードル走に戻ります。
ハードルを越えるときは「高く跳ぶ」のではなく
- 「リズムよく跳ぶ」
ことを意識しましょう。
といっても、どうやったらリズム良く跳べるのかわからないと思います。
詳しくはこちらをご覧ください。
小学生などの初めてハードルを跳ぶ人は、恐怖心を持つのが普通です。
それを早く克服するには、それ相応の練習を行うことでできてしまいます。
詳しくはこちらをご覧ください。
ハードル走で記録を伸ばす方法
ハードル走で記録を伸ばしていくためには、- 基本的な知識
- コツ
- 練習方法
それらを知っていることで、指導された内容を深く理解でき、記録を伸ばすことにつながるでしょう。
そのような基本的な知識やコツ、練習方法を無料メールマガジンで配信しております。
ぜひご登録ください。
ハードル走での記録を伸ばしていくには
- 一流の選手がどのような練習やトレーニングをしているのか?
- 一流の指導者がどこをポイントとして指導しているのか?
それらを知ることができる、おすすめのDVDがこちらです。
ぜひご覧ください。
関連ページ
- ハードル走でリズミカルに走るには?
- ハードルのコツや練習方法・上ハードル走で自己ベストを更新する練習法があります。元400mハードル日本代表で幾多のトップ選手をも育ててきた一流指導者が「個人指導で限定的に教えているハードルで自己ベストを更新する練習方法」について収録したDVDプログラムです。ハードルの跳ぶリズムが不安定であったり、ハードルを倒してしまうという恐怖感、そして逆脚でのハードリンクが苦手であったり等、そういった問題に関してな解決策や、効果的な練習方法などについて学習していくことができます。 達法の紹介です。
- ハードル競技上達のカギは「縦の動きと横の動き」を理解することにあった!?
- ハードル競技では「縦の動き」「横の動き」を理解することが上達に必要不可欠です。「縦の動き」とは「真上に跳ぶ力」のことです。「横の動き」とは、「前方に跳ぶ力」のことを指します。縦の動きが足りないと感じたら、バウンディングなどのトレーニングで真上に跳ぶ力を強化します。横の動きが足りないと感じたら、地面をしっかりと蹴って走力を上げるためのトレーニングを追加します。縦の動き・横の動きを理解するためにはDVD「ハードル上達革命」がおすすめです。
- ハードル走初心者のためのコツや練習方法、フォームのポイントとは?
- 振り上げ脚の膝を曲げないように出来るだけまっすぐ振り上げます。抜き脚は、自分の腰の高さまで足をあげ、ひざと足首を直角に曲げます。これらが記録を伸ばすための基本フォームとなります。ハードルから遠いところで踏み切るのも重要です。1台目までを8歩、ハードル間を3歩で走るのがコツです。瞬発力をつける筋トレの仕方が重要になってきます。
- ハードルの記録が伸びる練習方法と気構えとは?
- 授業や部活などで比較的ポピュラーに行われているのがハードル競技です。記録を伸ばすには、練習の方法やトレーニングの内容を考えておく必要があります。そこでハードルの記録が具体的に伸びる練習方法と、ハードルを行う上での気構えについてご紹介をしていきたいと思います。
- ハードル競技のタイムアップに役立つ3つのコツや練習方法
- ハードル競技は、リズム感や器用さなど陸上以外の感覚を養うことも大切です。ハードル競技の記録を伸ばすために覚えておきたい3つのコツがあります。ハードルとハードルの間を3歩で走りぬく走力をつける、リズム感をつける、恐怖感を無くすなどです。どうやってコツを習得すればいいの?などを紹介いたします。
- ハードルのリズム感を養うために横で走ってシミュレーションを繰り返そう!
- ハードル競技を克服するためには、恐怖心や劣等感を除外する事が重要です。心理的な要因苦手意識から、失速する、上手く走るスピードと連携できずに立ち止まる事になります。ハードル競技のコツはリズム感です。リズム感が養われていれば、競技開始から終了まで、ほぼ同じ走りができます。ハードルを実際にまたぐのではなく、その横で走る、つまりはシミュレーションをすることも段階としてよいでしょう。
- ハードル走の魅力や楽しさとは?
- 陸上競技で短距離の次にスピード感のある競技といえばハードルそうでしょう。そのハードル走の魅力や楽しさを紹介いたします。「達成感を味わうことができるハードル走」「心技一体、ハードル走はやってみたら夢中になれる」「走り飛び越える達成感」「心技一体、ハードル走はやってみたら夢中になれる」「障害物があるからこそ面白いハードル」「ハードル走は怖さではなく、楽しさ」
- ハードル走でのハードルを跨ぐ為の効果的なトレーニング方法とは?
- ハードル走で最も重要なポイントは、ハードルを跳び超えるのでは無く、跨ぐところにあります。 「跳びこえる」と「跨ぐ」の違いは、ざっくり言うと、ジャンプした時に上方向に跳ぶのと前方向に跳ぶ事の違いです。 ハードルへの恐怖心から上方向へと高く跳んでしまい、大きなタイムロスに繋がってしまう選手が大変多くみかけられます。 ハードルを跨ぐ為にはとにかく練習するしかありません。 しかし、間違った練習方法を繰り返していても、いつまで経ってもハードルを跨ぐ事は出来ません。 ここでは、ハードルを跨ぐ為のトレーニング方法を紹介していきます。
- ハードル走のルールとは?
- ハードル走には4種目あり、それぞれハードルの高さやインターバルなどが違います。またルールを知らないと失格になることもありますので、しっかりと理解しておくことが必要です。